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特別対談 認知症・介護とグリーフを考える

特別対談

お葬式準備室では、エンディングに関する様々な情報を皆様にお届けしています。

よりよいエンディングを迎える為には「健康」でいるということはとても重要なことです。シニア世代の大きな問題として「認知症」が挙げられます。 今回、長年認知症の看護を経験し、認知症の正しい理解を社会に広めるために活躍をされている看護師、山本 具美様にお越しおただき、お話をお伺いしていきます。

対談動画 Vol.2

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清水:

認知症にかかってしまうと、ご家族が非常にストレスを抱えられて、「どうしたらいいかわからない」と悩む方も多いと聞きますが、そのような中で、家族はどのように介護に取り組んでいけばよろしいのでしょうか?


山本:

まず「認知症」と判断をされた場合に、今後その方を中心にどのようなライフスタイルを作っていくのかを専門の方とじっくり話すことが第一になると思います。


清水:

ライフスタイルの将来像を作る事が重要ということですね。


山本:

ライフスタイルの将来像が曖昧なままだと、症状が進行した時に「介護をする事ができない。どうしよう。」ということになってしまいます。「認知症は進行する」ということを考えた上で、周囲や本人の希望を専門家を交えて決めなければなりません。


清水:

介護に取り組むための心構えといったものがあれば教えていただきたいのですが。


山本:

「認知症になると本人は何もできないのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、介護する方は決して過保護に接していただきたくはないんです。本人ができることは、本人にしてもらうという事がリハビリにもなります。
何もかも認知症になった方から取り上げてしまうと、本人は「私は不必要な存在ではないのか?迷惑をかけているのではないか?」と思ってしまいます。次に、本人が失敗しても、焦らず、無理はさせず関わっていくことが大事なことですね。
また、認知症になった方は家族を困らせようとしている訳ではなく、病気の為に色々なことができなくなっているということを受け入れていただきたいですね。


清水:

問題行動が重なると、介護する側は本人の気持ちが理解できず、苦しんでおられる方も多いと思います。


山本:

家族や周囲の方が介護を抱え込みすぎないということも重要ですね。今、日本では介護保険制度もありますので、必要な介護サービスは積極的に利用していただければと思います。
特に、認知症の初期症状の際は、本人はまだ他の方とのコミュニケーションする力を持っているので、デイサービスやショートステイを使って、外の世界や人との関わりを持たせてあげることが重要です。
家族の方も、一瞬でも介護から離れることできる時間を作ることが大切ですね。


清水:

介護をする側もストレスがたまり、また「老老介護」と言われる状況など様々な問題が起こっていますが、介護者が有効に時間を使うことが必要ですよね。


山本:

どうしても日本人は「私達が介護しなければならない」「周りにしられたくない」と抱え込んでしまいます。また、女性の方が介護されている場合が多く、抱え込みすぎて疲れてしまうということがよく見られます。


清水:

一人の方の責任が重くなってしまうと、当然負担も重くなってしまうので、プロの力を借りながら負担を少なく介護できる方法を考えていきたいですね。
私も祖母が認知症になった際に、他人には言いにくい事だと感じてしまったのですが、どのように周囲の方の理解も得ていけばいいでしょうか?


山本:

認知症であるということは恥ずかしくないという意識を持っていただきたいですね。頭痛や風邪にかかるように、認知症も病気の一つです。
認知症の周辺症状で徘徊をしてしまうなど大変な事はあると思いますが、周囲の人に協力を求めて嫌がられるという事は、実際は少ないんですね。
どうしても固定観念で「他人には言えない」というイメージがあるかもしれませんが、地域とのコミュニケーションも大事にしていただきいと思います。


清水:

認知症の治療は難しいと聞きますが、どのような治療が行われるのでしょうか?


山本:

今は色々な薬が出ていますが、認知症の進行そのものを止めたり治したりするという薬は残念ながら開発されていません。今現在は症状の進行を緩やかにするお薬が使われています。
まず治療で大事なのは、「認知症」についてよく理解できている主治医を探すことではないでしょうか。良い主治医がいれば、これからの予測や介護について、家族はアドバイスをもらうこともできます。しかし、主治医一人が患者の全てをサポートするのは難しいので、訪問看護、訪問介護などによる看護師・ホームヘルパーの役割も重要になっています。認知症について詳しく学んだ看護師の方や、ホームヘルパーの方は増えてきていますので、そのような専門家の方としっかりと連携して介護に取り組むことが重要です。


清水:

まず主治医の方を決めること、介護やケアをしていく上では一人で抱え込まず、専門家の方の力を借りるということが重要だということですね。

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